福岡県 福岡空港は市街地にあるため、利便性に優れている反面、問題も多い 福岡空港が抱える問題点

福岡空港が抱える問題点

福岡空港は市街地にあるため、利便性に優れている反面、問題も多いです。

空港の南から進入あるいは南へ離陸する際に、かつての香港の啓徳空港を思わせる様な市街地低空(中央区、博多区、大野城市、春日市)を航空機が頻繁に飛行します。

また、北からの進入・北へ離陸する際にも、東区九州大学箱崎地区周辺の市街地上空を低空で飛行します。

便数増大に伴い、騒音問題は市民生活に影響を及ぼすほど深刻化しました。

早朝深夜の離着陸が規制されているため、深夜の航空貨物便の就航ができないなど、今後の発展を阻害する要因も大きいです。

現在の福岡空港は容量の面からも限界にきており、実際、2006年現在までに3回の事故が発生しています。

ただし、市街地に突っ込む等の事故は現在のところないです。

都心に近接していることは、一方で福岡市中心部に超高層ビルを建設出来ない理由になっています。

航空法に定める制限表面による建造物の高さ制限により、JR博多駅周辺やキャナルシティ博多辺りでは45m、天神で70m程度、シーサイドももちで150m程度など、空港から半径16.5kmに至るまで徐々に高さ制限が緩和され、24kmより外側で制限がなくなります。

すなわち、福岡空港の存在により、都心で10階程度、副都心で30階程度のビルしか建てられない状況にあり、他の大都市とは異なる東西に横長な都心部を形成する要因となっています。

ちなみに、福岡市内で最も高い建築物はシーサイドももちにある福岡タワー(234m。但し展望室部分は123mで、それより上はアンテナ)、最も高いビルは同じくシーサイドももちにあるJALリゾートシーホークホテル福岡(143m)であります。

さらにBSアナログ放送などの放送電波と干渉をきたし、電波障害を発生させるなど、福岡空港は市民にとって便利でもあるが迷惑もかけており、早期の対策が望まれています。


新空港建設論議と課題点

上記のような安全性の問題や慢性的な混雑状況の中で、新空港建設の話が持ち上がっています。

行政側も、国、福岡県、福岡市で構成する福岡空港調査連絡調整会議を設置し、パブリック・インボルブメント (PI) の手法を用いて今後の福岡空港のあり方を検討しているところであります。

福岡市は「福岡がアジアの交流拠点として、わが国の発展に貢献していくためには、福岡空港の需要を承継し、より高度な拠点機能を果たす代替空港が必要である」として、現在、新福岡空港建設の可能性を模索しています。

しかし、どこに移転したとしても現在の高い利便性を維持することはできず、利用者からは福岡空港の現在地での存続を求める声も多いです。

代替案として、佐賀空港、新北九州空港と連携させるという計画もあります。

2006年8月には新北九州空港が24時間運用を開始し、今後機能分担論が再燃する可能性があります。

国土交通省九州地方整備局は、現在の福岡空港にもう1本滑走路を増設する案を 2006年10月17日に東京都で開かれた福岡空港総合的調査専門委員会(委員長、森地茂・政策研究大学院教授)に報告しました。
posted by tomarigi at 19:35 | Comment(0) | TrackBack(1) | 福岡県
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[福岡][北九大]空港とは、ハコモノなの?
Excerpt:  2006年3月に新北九州空港が開港して早2年たつらしい。いまだ、使わせていただく機会はさっぱりないのですが、どうなんでしょうか? 空港使うなら、高速バスに乗って福岡空港に行った方が選択肢が広がる気..
Weblog: 北九州市立大学、ある学生のBlog
Tracked: 2008-03-27 22:55
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